事務所便りバックナンバーR1

2019年10月号 事務所便り「『老後2,000万円問題』で改めて退職金制度に注目?」

「老後2,000万円問題」で改めて退職金制度に注目?

「老後2,000万円問題」で改めて退職金制度に注目?

若者の間で資産形成への関心高まる

人生100年時代を迎え、退職後の収入が公的年金だけでは、老後資金が2,000万円不足するという、いわゆる「老後2,000万円問題」が大きく取り上げられたことで、自分の老後のお金に関心を持つ若者が増え、証券会社の開催する投資セミナーに多くの人が集まっているそうです。

日本人の5割超が現在の資産や貯蓄に不満足?

内閣府が8月30日に公表した2019年度の「国民生活に関する世論調査」結果によれば、現在の資産や貯蓄について「不満」「やや不満」と答えた人の割合は計54.3%で、前年より2.1ポイント増えました。

一方、現在の所得や収入に「不満」「やや不満」は0.8ポイント減の計45.6%で、所得や収入については3年連続で「満足派」が「不満派」を上回る結果となっています。

内閣府政府広報室によると、資産や貯蓄に関する不満が高まった理由に、「老後2,000万円問題」が影響した可能性はあるということです。

個人型確定拠出年金の制度見直しで「安心」をアピール?

そうしたなか、厚生労働省の社会保障審議会企業年金・個人年金部会で検討された、個人型確定拠出年金(以下、「iDeCo」という)の制度見直し案にも関心が高まっています。

同部会では、すべての会社員がiDeCoに加入できるようにするとともに、現在の60歳から65歳へと加入可能年齢を引き上げる等の見直しを含む改正法案を、来年の通常国会に提出することを目指すとしています。

iDeCoを活用した退職金制度で、若者の採用・定着を目指す

公的年金の所得代替率が現役世代の5割程度となることを目標として公的年金制度が運用される以上、ビジネスパーソンが老後資産の形成のため何らかの自助努力をすることは、もはや不可欠です。

上記の制度見直しでは、iDeCoのみに限らず企業型確定拠出年金についても、企業の事務負担を軽減したり導入のハードルをより低くしたりする等が検討されています。

現在、従業員数300人以下の中小企業で一時金や年金のかたちで退職給付を支給する企業の割合が年々下がっていますので、こうした見直しを機に従業員の資産形成を支援する仕組みを導入し、若者に長く安定して働いてもらえる会社という魅力をアピールできるようにしてみてはいかがでしょうか。

令和1年度、最低賃金の全国一覧

都道府県名 最低賃金時間額【円】 発効年月日

北海道 861 (835) 令和元年10月3日 

青  森 790 (762) 令和元年10月4日 

岩  手 790 (762) 令和元年10月4日 

宮  城 824 (798) 令和元年10月1日 

秋  田 790 (762) 令和元年10月3日 

山  形 790 (763) 令和元年10月1日 

福  島 798 (772) 令和元年10月1日 

茨  城 849 (822) 令和元年10月1日 

栃  木 853 (826) 令和元年10月1日 

群  馬 835 (809) 令和元年10月6日 

埼  玉 926 (898) 令和元年10月1日 

千  葉 923 (895) 令和元年10月1日 

東  京 1,013 (985) 令和元年10月1日 

神奈川 1,011 (983) 令和元年10月1日 

新  潟 830 (803) 令和元年10月6日 

富  山 848 (821) 令和元年10月1日 

石  川 832 (806) 令和元年10月2日 

福  井 829 (803) 令和元年10月4日 

山  梨 837 (810) 令和元年10月1日 

長  野 848 (821) 令和元年10月4日 

岐  阜 851 (825) 令和元年10月1日 

静  岡 885 (858) 令和元年10月4日 

愛  知 926 (898) 令和元年10月1日 

三  重 873 (846) 令和元年10月1日 

滋  賀 866 (839) 令和元年10月3日 

京  都 909 (882) 令和元年10月1日 

大  阪 964 (936) 令和元年10月1日 

兵  庫 899 (871) 令和元年10月1日 

奈  良 837 (811) 令和元年10月5日 

和歌山 830 (803) 令和元年10月1日 

鳥  取 790 (762) 令和元年10月5日 

島  根 790 (764) 令和元年10月1日 

岡  山 833 (807) 令和元年10月2日 

広  島 871 (844) 令和元年10月1日 

山  口 829 (802) 令和元年10月5日 

徳  島 793 (766) 令和元年10月1日 

香  川 818 (792) 令和元年10月1日 

愛  媛 790 (764) 令和元年10月1日 

高  知 790 (762) 令和元年10月5日 

福  岡 841 (814) 令和元年10月1日 

佐  賀 790 (762) 令和元年10月4日 

長  崎 790 (762) 令和元年10月3日 

熊  本 790 (762) 令和元年10月1日 

大  分 790 (762) 令和元年10月1日 

宮  崎 790 (762) 令和元年10月4日 

鹿児島 790 (761) 令和元年10月3日 

沖  縄 790 (762) 令和元年10月3日 

全国加重平均額 901 (874) -

10月の税務と労務の手続提出期限

[提出先・納付先]

10日

  • 源泉徴収税額・住民税特別徴収税額の納付[郵便局または銀行]
  • 雇用保険被保険者資格取得届の提出<前月以降に採用した労働者がいる場合>

[公共職業安定所]

31日

  • 個人の道府県民税・市町村民税の納付<第3期分>[郵便局または銀行]
  • 労働者死傷病報告の提出<休業4日未満、7月~9月分>[労働基準監督署]
  • 健保・厚年保険料の納付[郵便局または銀行]
  • 健康保険印紙受払等報告書の提出[年金事務所]
  • 労働保険料の納付<延納第2期分>[郵便局または銀行]
  • 労働保険印紙保険料納付・納付計器使用状況報告書の提出[公共職業安定所]
  • 外国人雇用状況の届出(雇用保険の被保険者でない場合)<雇入れ・離職の翌月末日>

[公共職業安定所]